ヤングケアラー協会について
ヤングケアラー協会の取り組み

ヤングケアラーの
あなたへ

ヤングケアラー協会は、
ヤングケアラーのあなたが自由に夢を描けるように、
すべてのヤングケアラーが自分らしく生きられる社会を目指して、日々活動しています。

「ヤングケアラーかも…」「でも、もっと頑張っている人がいるし...」と感じているあなたへ
家族の状況によってケアが生じるのはよくあることで
「ヤングケアラー」は実は身近な存在です。

ヤングケアラーであることは決して恥ずかしいことでも可哀想なことでもありません。
ヤングケアラーの状況も、家族を思って頑張っている方、やらざるを得なくてなんとか頑張っている方、
頑張っているつもりはないけれど家族のことが気になっている方、
今とても辛い状況にある方… いろいろなケースがあります。

あなたが行なっていること、考えていること、あなたの存在はかけがえのないものです。

ヤングケアラー・若者ケア
ラーが抱えていること

ヤングケアラーは、頑張りつづけて疲れてしまったり、日常的に不安や心配事を抱えていたり、孤独を感じていることがあります。

「家族思いの偉い子ども」とみなされて当たり前にケアを任されていたり、
「大人のようにしっかりしている子ども」と周りの大人に思われたりすることで、
ヤングケアラーが困っていることに気づかれにくいと言われています。

あるいは、不登校や非行などの背景に家族のケアがあると気付いてもらえず、「困った子ども」と見られてしまう場合もあるかもしれません。
子ども時代をなんとか生き抜いて大人になってからも、自分に自信が持てなかったり、生きづらさが強く残ることもあります。

一方で、家族のケアを経験したことで、周りの子ども達が得ていないスキルや力を持っていることも多いです。

私たちは、ヤングケアラーの孤立や孤独を解消し、つながりを増やし、自信を取り戻し、
健康や福祉を改善することで、ケアによる影響を軽減することを目指しています。

ケアラーの年齢が上がるに
つれて起こりやすいこと

特に18歳以上のケアラーの場合、ケアの責任や負担が大きくなりやすく、以下のような悩みを抱えやすい傾向にあります。

進学や就職と家族のケアの両立
家を出ることへの罪悪感
金銭的な負担の増加

ヤングケアラー
体験談

代表理事(元ヤングケアラー) 宮﨑 成悟 みやざき せいご

私は、中学3年生の頃からめまいがひどいことに悩まされていた母を支えていました。高校2年生の時に「多系統萎縮症」という診断名がついたのですが、17年間、日に日に病気が進行する母をつきっきりで支え続けました。高校3年生になり大学受験の時期になると、日中は学校、夕方は予備校、夜は家事と母のケア、というような生活を過ごしていました。

そんな受験期真っ最中のある日、突然母が目覚めなくなりました。半分寝たきりの状態になった母をみて、私は大学への進学を諦めました。そこから2年間、僕は再び受験勉強をしながらつきっきりで母の介護をしていました。

この頃の私は自分の人生に対して自暴自棄になってしまい、もう何もかも諦めたい気持ちになっていました。この頃の自分を振り返ってみると、限りなく視野が狭かったと感じます。本当は目の前に無数の選択肢があるはずなのに、介護にいっぱいいっぱいでその選択肢に気づけていませんでした。私は、すべてを投げ出して誰かに頼りっぱなしにすることも一つの選択肢だと思います。どんな選択をしても、今の自分をきっと未来のあなたは誇りに思っていますよ。

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